湿布には温シップと冷シップがあるけど、どう使い分ければいいの?
基本的に、急性期の症状には冷湿布を使います。
急性期とは、骨折・脱臼・打撲・挫傷・捻挫(肉離れ)といった接骨院で通常扱う傷病の初期状態の事で、皮下出血がみられる・腫脹(腫れている状態)がある・発赤(赤らんでいる状態)・熱感(高い熱を発生している)・激しい痛みがある等の症状が著明な場合を指します。このような場合は、絶対に温めてはいけないので、冷湿布を使用します。その後、急性期が落ち着いてきてから血行を良くして治したい時期に入り、この頃から温湿布を用いることが多くなってきます。いずれにしても外傷の際に、温湿布を使用するタイミングは難しいので、ご家庭では使用しない方が無難かもしれません。但し、日常的に発生している症状の場合は、温湿布の方が良い場合もありますのでお気軽にご相談ください。 ちなみに、当院では湿布類だけでも5種類あり、症状に応じて細かく使い分けています。
包帯は自分で洗ってくるのですか?
当院では、包帯の交換方法が二通りあります。
一つは洗い替えも含めて2~3本の包帯を患者様がご自身で管理するケースです。この場合はご自身で包帯を洗濯し、包帯を交換して欲しい時に洗った包帯をご持参下さい。もう一つは当院で包帯を洗濯するケースです。この場合は包帯が他の患者様に使用したものと入れ替わってしまう事がありますので、その点をご了承ください。
傷害保険に入っているのですが、接骨院でも使えますか?
各種傷害保険を使用する場合も、ご安心ください。当院なら大丈夫です。
診断書が必要な場合はご持参下さい。また、自己申告で済む場合でも、記載事項に誤りがないよう一度ご確認ください。
いつも飲み会はどこでしているの?
年に4回ほど飲み会を行いますが、メインダイニングは『和市』です。
烏山駅の調布より改札から南口に出て徒歩2分くらいでしょうか。お酒の揃えと管理が素晴らしく、繊細なお料理が味わえる落ち着いた雰囲気の素敵なお店です。私たちは、行くたびに大騒ぎして店の雰囲気をぶち壊しています…。ごめんなさい。
名倉堂っていっぱいあるけどチェーン店なのですか?
「違います。」
でも、確かに名倉堂という接骨院は多くありますね。名倉堂の名前の由来は、江戸時代にまでさかのぼります。明和7年、千住にて「骨接ぎ」を始めた名倉直賢(なぐらなおかた)というお医者さんがおりました。この方が大層腕の良い方だったらしく、毎日大勢の骨折や脱臼をした患者さんが、関東一円から戸板に乗せて運ばれて来たそうです。病院の周りには患者さんが泊る宿屋が立ち並び、門前町さながらでした。その時、この評判にあやかろうとした「骨接ぎ」を生業にするお医者さんたちが、こぞって「名倉」を名乗ったそうです。そのことについて、名倉直賢は『うちの名前で多くの医者の生活が楽になるなら良いではないか。』と言って、咎めることはしなかったそうです。そうして、関東一円に「名倉」を冠する「骨接ぎ」が多くなり、そこで育ったお医者さんたちと一緒に「名倉」も広がって行きました。そして現在。医師と柔道整復師(現在の骨接ぎの資格のことです)に分かれた後も、「名倉」が「骨接ぎ」の代名詞となっているのです。
マッサージだけはしてくれないのですか?
「単純に慰安の為に行うマッサージには保険が使えません。」
『そんなことはない。私は保険を使ってクイックマッサージを受けている』という方がいましたら、その接骨院はルール違反の可能性があります。接骨院で行うマッサージは、あくまでも治療の一環です。治す為に行うもので、癒す為に行うものではありません。
保険組合(保険会社)から整形外科に行くように言われたのですが・・・
「大丈夫です、安心して当院をご利用ください。」
医療機関を選択するのは国民の権利です。整形外科と接骨院は確かに重なる分野が少なくはありません。しかし、どちらが上とか下とかそういうものではないと私は思います。接骨院の中にも優劣があるように、整形外科の中にも優劣があるでしょう。接骨院に対する偏見があるのは悲しいことですが、少しでもなくなるように私も努力してまいります。
「接骨院と整体って同じじゃないの?」
「全然違います!」
接骨院(整骨院)は柔道整復師という国家資格を持つ者のみが開設できます。保険医療機関ですので治療費は保険で定められた金額のうちの自己負担額のみとなります。(保険の種類によって0割〜3割負担)保険医療機関は病院、歯科医院、接骨院しかありません。(鍼灸院、按摩マッサージ院でも一部保険適用となる場合があります。)
「骨折していたら接骨院ではレントゲンが撮れないでしょう?」
「残念ながら接骨院ではレントゲンは撮れません。当院では近隣の医療機関に依頼しています。」
一昔前までは実は接骨院でもレントゲンは撮れました。しかし、法律の改正により撮れなくなってしまいました。レントゲンは全ての症状に必要な訳ではありません。必要な場合は近隣の医療機関に依頼する事となります。 また、MRIやCT等高度な検査を要する場合にも、協力医療機関にお願いしています。患者様を一番に考え、接骨院の枠に囚われない治療を心がけています。
「院長独身?」
「残念ながら、両院の院長とも結婚しております。」
本当はめったに聞かれません。